東海大菅生が5回コールドで小川を破り、秋初戦を白星で飾った。

1回に千田光一郎外野手(2年)が中越えに先頭打者本塁打を放つなど、一挙6点を先制。2回以降も打線がつながり、14安打21得点で大勝した。

先制点こそ本塁打だったが、機動力で点を取り続けた。攻撃機会は4イニングだったが、計18盗塁をマーク。チームでは盗塁のサインが出ていなくても、選手の判断で走ることができる。徹底された次の塁を狙う意識が結果に表れた。

4番の堀町沖永内野手(2年)は、3打数3安打2打点と持ち前の勝負強さを発揮。さらに3盗塁4得点でチャンスメークでも貢献した。堀町は「チャンスで打っていきたい。盗塁や走塁は常に意識しています」と前を見据えた。

今夏は西東京独自大会で優勝。東東京を制した帝京との東西決戦にも勝利した。夏の勢いのまま、隙のない攻撃で都大会を優勝し、15年以来のセンバツ切符をつかむ。