ノーゲームとなったこの日の試合も「1人あたり1週間500球以内」と定められている球数制限の対象となる。ノースアジア大明桜・風間球打投手(3年)は55球、帯広農・佐藤大海投手(2年)は74球を投げたため、18日までの合計で風間は残り445球、佐藤大は426球までしか投げられない(ただし、500球に到達した打者の完了まで投球可能)。

もっとも、18日までは最大2試合(順延となった1回戦が13日、2回戦が18日)のため、この日のようなノーゲームでの登板が繰り返されない限り、両投手が球数制限に引っ掛かる可能性は極めて低い。21日の3回戦に勝ち進めば、この日のノーゲームの球数と、13日の1回戦の球数が制限対象から外れる。大会日程序盤のノーゲームだったことで、球数制限による影響は、ほぼないと言える。

同ルールは20年センバツから導入されたが、コロナで大会中止が続いたため、甲子園で実際に適用されたのは今春からだ。