全国高校女子野球選手権の決勝が23日、甲子園球場で初めて開催。
神戸弘陵(兵庫)が高知中央を4-0で下し、5年ぶり2度目の優勝を飾った。
神戸弘陵は4回1死一、三塁から7番安藤蓮姫捕手(2年)がスクイズを決めて先制。その後1死満塁とすると、9番師子鹿南内野手(3年)がスクイズを成功させ追加点。なおも2死二、三塁から、1番信貴友郁外野手(3年)が中前適時打を放ち、2者が生還して4点を先取した。 投げては先発の日高結衣投手(2年)が6回を4安打5奪三振無失点と好投し、高知中央打線を封じた。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
高知中央 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
神戸弘陵 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 4 |
【高】和田、松本
【神】日高、島野
1回
【1回表:高知中央の攻撃】
【1回裏:神戸弘陵の攻撃】
2回
【2回裏:神戸弘陵の攻撃】
3回
4回
5回
6回
【6回裏:神戸弘陵の攻撃】
試合後
スタメン
【高知中央】
1(左)白坂
2(遊)松本
3(捕)村中
4(一)氏原
5(三)細川
6(指)井上
7(二)北條
8(右)中野
9(中)長江
投手=和田
【神戸弘陵】
1(中)信貴
2(右)辻本
3(遊)島野
4(一)正代
5(左)國富
6(指)島田
7(捕)安藤
8(二)糸瀬
9(三)師子鹿
投手=日高
試合前
全国高校女子硬式野球選手権のQ&A
【Q スタートはいつ?】
A 97年8月に第1回を開催。参加は5チームだった。00年から選抜大会(主会場は埼玉県加須市)もスタートしました。
【Q 出場チームは?】
A 地区予選はなく、全国高等学校女子硬式野球連盟に加盟する43校中で40校が出場(連合1チーム)。また、高校に女子野球部のない選手は、全国高等学校連合丹波の一員として出場しています。
【Q 男子と異なるルールは?】
A 指名打者(DH)制を採用し、試合は7回まで(試合は5回を終えて成立)。決勝は延長10回からタイブレークが適用されます。また、ベンチ入りは25人まで。背番号は1~99番まで使用できます。用具は男子と同じ硬式球と金属バットを使用します。
【Q 会場は?】
A 第8回大会から兵庫・丹波市(当時市島町)に定着。今年も、準決勝までは同地のつかさグループいちじま球場と春日スタジアムを使用。決勝のみ兵庫県西宮市の甲子園球場。
【Q 歴代の優勝チームは?】
A 優勝回数の順では、7回の埼玉栄がトップ。6回の神村学園(鹿児島)、2回の駒沢学園女(東京)、花咲徳栄(埼玉)、神戸弘陵(兵庫)。1回は夙川学園(兵庫)、習志野(千葉)、福知山成美(京都)、京都両洋、作新学院(栃木)です。北海道、東北、北信越、中国勢はまだ決勝進出もありません。