26年間監督として率いてきた小倉全由前監督(65)が3月末で退任し、三木有造監督(48)が就任した日大三は、新体制での初戦都立青山戦を5回コールドで下し3回戦進出を決めた。

初采配を振るった三木新監督は試合後に「積極的に行こうと思っていました。選手は普段通りだったと思いますが、自分が緊張していましたので、それが少し移ってしまったかなと思いましたね」と言い、快勝にほっとした表情を見せた。

これまでは部長として小倉前監督を支えてきた。今まではベンチ内では外野寄りで試合を見守っていたが、今日からはホームに近い場所に立ち戦況を見詰めた。「見る景色が違いましたね。こんなにも見にくいものなのかと思いました」と、率直な感想を漏らした。

試合は初回に6安打で7点を奪い大きくリード。先発伊藤星八投手(3年)が3回1失点、2番手増田竜輝投手(3年)が2回無失点に抑え、打っては先頭打者の古賀也真人内野手(3年)が2本の長打を含む3安打で打線をけん引した。

三木監督は「小倉さんが土台を作ってくれてますので、それを続けていきながら、いい伝統、歴史をつないでいこうと思っています。小倉さんには『自分らしくやれ』と言ってもらえたので『めちゃくちゃやっていいですか』と、言いましたね」と言って、笑った。

主将の二宮士内野手(3年)はチーム内の雰囲気はこれまでと変わらないと言い「三木監督は熱い監督です。小倉さんも熱い監督さんですが、また違う熱さです」と両者を間近でみてきたからこその感想だった。

前日のミーティングでは、日大三野球部の5つの約束を確認した。

<1>サインは一発で決める

<2>塁に出たら殺されない

<3>間に合わないところには投げない

<4>ボール球は打たない

<5>油断しない、最後まであきらめない

日大三は節目の試合に勝利し、三木新監督の元で新しいスタートを切った。