今大会唯一の合同チーム、熱海・浜松湖北高佐久間分校が、初の初戦突破に挑む。両校の単独出場は、佐久間が2018年、熱海は19年が最後。以降は部員不足のため、秋春含め同一境遇の学校とその都度、合同チームを組んでいる。21年の1年時から試合出場した主将の日吉智哉三塁手(熱海3年)は開幕が近づき、「どこが相手でも全力で臨みたい」と気を引き締めた。2回戦(15日)で、磐田南とオイスカ浜松国際の勝者と対する。

夏の熱海・佐久間合同は、20年(代替大会、金谷も参加)から今回で4度目。日吉は、3度目ですっかりうち解けあう鈴木捷斗右翼手(佐久間3年)や大橋煌弥左翼手(佐久間3年)とチームをけん引する。「いろいろな監督さんや選手と出会えて学べたことは自分の財産」(日吉)。学んだことをチームに還元し、合同初白星につなげたい考え。鈴木も「1年の時から熱海チームとやってきて、コミュニケーションはとれている」と強調した。

選手らをさらに鼓舞するのは、紅一点の杉田緑姫(ろびん、熱海3年)だ。練習から一緒に汗を流し、男子に負けない声かけを心がける。規定で公式戦出場はかなわず、夏大会も昨年までスタンドからの応援だった。今夏はベンチ入りでき、背番なしながらユニホーム姿で記録員を務める。間近で選手らの背中を押せることを喜び、「最後まで仲間をしっかり応援したい」。選手らは、グラウンドに立てない杉田の声援も力にかえる。【倉橋徹也】