12日に新潟大会初の継続試合になっていた新潟南-分水・加茂農林・正徳館・栃尾は、新潟南が10-0の5回コールドで制した。

「初球はスライダーと決めていた」。そう話した新潟南の先発鈴木康大投手(3年)は初回1死1塁、フルカウントから再開の継続試合。連合の3番・西村拓飛捕手(分水3年)に予定通りスライダーを投じた。しかし真ん中に甘く入り、あわや本塁打の大ファウル。「ヒヤッとしました」。それでも鈴木は冷静だった。スライダーとは一転、内角いっぱいに直球を投げ込み、見逃し三振を奪った。

これで波に乗った鈴木は前日12日の先発から通して5回を投げ、2安打6奪三振で完封した。「昨日の調子では悪いイメージしかなかった。今日は晴れて気分良く投げられた。(前日の試合が)流れてくれて良かったです」と仕切り直しを味方につけた。長島史明監督(49)も「元々、安定感のある投手。言うことなし。継続試合がいい方向に向いてくれたかな」とエースの投球を評価した。【大島享也】

○…分水・加茂農林・正徳館・栃尾の1番打者、千野智輝遊撃手(栃尾2年)が気を吐いた。12日には初回先頭での二塁打。継続試合となった13日にも右前打を放った。千野は「2安打はしたが、チームを勢いに乗せられなかった。(12日は)続けてやりたかった」と継続試合は悔いの残るものになった。