甲子園春夏4度の優勝の智弁和歌山を相手に番狂わせを起こし、高野山の選手たちは、両手を突き上げ喜びを全身で表現した。
0-2の7回1死から3連打で1点を返し、なお2死一、三塁から3四死球で逆転した。先発の酒井爽投手(2年)は強力打線を封じ込め、9回4安打2失点で完投した。強豪相手に物おじせず、ベンチからは大きな励ましの声援が響き続けた。主将の小川龍輝内野手(3年)は「雰囲気を大事にするチーム。楽しくやれて良かった」とほほ笑んだ。
伊藤周作監督(72)は「酒井がよく完投した。120点」と笑顔で選手らを褒めちぎり、「勝っちゃったんだな」とまだ実感が湧かない様子だった。今後を見据えて「この後を引き締めないと」と語り、歴史に残るジャイアントキリングから波に乗るつもりだ。【松野奈音】

