第3シードの中越は新潟江南に14-0で5回コールド勝ちした。波方優右翼手(3年)が2本の二塁打を含む3打数3安打2打点で打線み勢いをつけた。

打ち出したら止まらない。6番波方の左前打が、14安打と爆発した中越の猛打劇開幕を告げるチーム初安打だった。2回に先頭で出塁してチャンスメーク。この回は得点にこそ結びつかなかったが、本田仁哉監督(46)は「いい当たり。波方が今日のキーパーソンになる」と確信させる安打になった。

1-0の3回1死一、二塁はチーム初長打となる右中間への適時二塁打。5-0の4回無死一、二塁には左翼線へ適時二塁打を放った。同じ回に巡ってきた4打席目は四球で歩いたが、チーム最多の3安打で打線を引っ張った。

2回戦の新津工戦は途中出場して2打数無安打。「空回りした。コンパクトなスイングができなかった」と力が入りすぎた打撃を反省し、練習で修正した。兄凌さん(トヨタ=現役引退)は15年夏の甲子園に捕手として出場。「兄を超えるために中越に入った」という波方の挑戦は始まったばかりだ。【涌井幹雄】