仙台育英(宮城)が「友情演奏」で2校分の思いをグラウンドに届けた。

専大松戸(千葉)の応援団が新幹線の遅れで3回戦の試合に到着できず、敗退した。両校の応援団に交流はないが、報道を見た仙台育英の3年生が相談し、無念を少しでも晴らそうと、19日の準々決勝前日に急きょ楽譜を用意。ほぼぶっつけ本番で専大松戸のチャンステーマ「エル・ティグレ」を演奏した。この日も、より精度を高めて演奏した。

吹奏楽部の西城広葉部長(3年)は「専大松戸さんに届けばいいなと思っていたものが、いろいろな方に気づいていただけた。やってよかったです」と喜んだ。

応援を指揮する馬路俊祐さん(3年)は「直接対戦したことはないけど、何か力になれることはないか考えました。チャンスのときにやっている『エル・ティグレ』という曲があることを知って、球場に来られなかった悔しさとかを少しでもうれしい気持ちに変えられたらいいな、と思って提案しました」と笑顔だった。

「エル・ティグレ」は難度が高く、ぶっつけ本番には不安があったそうだが、馬路さんは「この曲ができるのは自分たちしかいない。みんなはできる力を持っているし、今までも発揮してきたから協力してほしい」と声をかけたという。

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