春夏合わせて14試合を戦った「甲子園の申し子」が、再び聖地での活躍を誓った。阪神にドラフト3位で指名された仙台育英・山田脩也内野手(18)が6日、宮城・多賀城市の同校で指名あいさつを受けた。「新たに実感が湧いてきました。プロの世界にようやく挑戦するんだなと」と、身が引き締まる思いだ。

前夜、阪神が38年ぶり2度目の日本一を達成。山田はテレビで観戦し、「本当に強いなと感じました。ファンの皆さんの熱い応援が、テレビからでも伝わってきた」と振り返った。日本シリーズ第7戦は京セラドーム大阪で行われたが、阪神の本拠地・甲子園球場でもパブリックビューイングが行われ、大勢のファンが球場に足を運んだ。テレビ越しに熱気を味わった山田は「来年からあの球場で試合をするのが楽しみで仕方ないです」と待ち望んだ。

22年夏、東北勢の悲願であった深紅の大優勝旗の白河関越えを達成。昨秋の新チームから主将を務め、今年のセンバツでは8強、夏は準優勝。甲子園で喜びも悔しさも味わった。山田は「この2年間甲子園でプレーさせていただいたので、次は阪神のユニホームを着て、また日本一に貢献できるように頑張りたい」。38年ぶり日本一の余韻が残る中、「甲子園の申し子」は早くも連覇に意欲的だ。須江航監督(40)は「『仙台育英の山田脩也』ではなく、『阪神タイガースの山田脩也』という気持ちで。少しでも早くその意識で日々を過ごしてもらって、頑張ってもらいたい」と激励。夢の舞台を本拠地に、「阪神タイガースの山田脩也」が戦う準備を整える。