佐沼(宮城)のエース右腕・及川悠輝投手(3年)が、局面での1球を悔いた。

白石工に5回まで完全投球。打たせて取って主導権を握っていたが、両チーム無得点の7回に一変した。先頭を内野安打で出塁させると、以降は2つの味方失策などで2失点。仲間の失策に「抑えなきゃいけない」と奮い立ったが、その後に中前適時打も浴びた。「(適時打の)あの1球をもっと抑えられるように投げられていたらと、今すごく後悔しています」と静かに振り返った。

エースとしてチームを勝たせることだけでなく、主将としてチームをまとめることの難しさも感じていた。だが、その苦しさを仲間と共有し合い、ともに解決することで支えられてきた。3年間を振り返り、「とても苦しかったんですけど、その中に楽しさがあった。みんなには3年間一緒にやってくれてありがとうと伝えたい」とすがすがしい表情で語った。

後輩には「高校野球の苦しさや難しさはチームメートと解決し合うもの。この悔しさをバネに頑張ってほしい」とエールを送った。及川も佐沼高校も、この先の困難を仲間とともに乗り越えていく。【濱本神威】

各地区開催日程、組み合わせなど【高校野球 夏の地方大会2024】特設ページはこちら>>