昨夏4強の龍谷大平安(京都)は身長182センチ、体重80キロの4番村上宗太郎(そうたろう)内野手(3年)が先制適時打を含む2安打2打点1盗塁と躍動し、3回戦を突破した。

ヤクルト村上宗隆の応援歌を背に、初回1死一、二塁では甘く入った直球をとらえて、先制の左越え2点二塁打。原田英彦監督(64)は「あれは本当に大きかった」と4番の仕事を絶賛した。

「大事」「本家」を意味する「宗」から「みんなが寄ってくる子に」と名付けられた。父は「楽しむことを前提に、今できることを全力で。逆境を楽しむ人間になってほしい」と願う。読み方こそ違うが、ヤクルト主砲の村上宗隆と漢字3文字が重なる。「村上宗隆選手のような活躍をしていきたいですし、超えられたら」と目標は大きい。

寮の自室には甲子園に出場したOBのポスターを飾り、寮4階の大広間で黙々とスイングを繰り返す練習の鬼。心構えは「悔いのないように」。創部116年の古豪で受け継がれる「平安プライド」がある。「名門校の4番を任されている。それにふさわしい活躍で『平安の4番はやっぱりすごい』と思われる活躍をしたい」と燃えている。【中島麗】