大阪桐蔭が来秋ドラフト候補の最速151キロ右腕、市和歌山・丹羽涼介投手(2年)から10安打で5点を奪うなど、チーム7得点で初戦を突破。2年ぶりのセンバツ出場へ、大きく前進した。

立ち上がりを攻めた。先頭から安打、四球で好機をつくると、丹羽がバント処理で三塁へ悪送球。いきなり2点を奪った。

3回には4番谷渕瑛仁内野手(2年)の二塁打から1点を追加すると、何度も走者を出してプレッシャーをかけ続けた。7回には長打から暴投と適時打でリードを広げた。

先発の身長192センチ左腕の川本晴大投手(1年)も好投。5回に1点を返されたが、丹羽との投げ合いに一歩も引かなかった。

5-1の9回には丹羽から投手が交代。先頭で谷渕が右翼へソロ本塁打をたたき込み、サイクル安打を達成した。谷渕は「サイクルはうれしいけど、意識していなかった。ホームにかえってきてから気付いた」と笑顔だった。

4点リードとなった7回からは来秋ドラフト候補の最速152キロ右腕の吉岡貫介投手(2年)が登板。3イニングを無失点と好リリーフで締めた。

西谷浩一監督(56)は「前チームは春も夏も甲子園を逃しているので、その分もというわけではないですけど、何とか慎重になって束になってくれました」とたたえた。続けて、「丹羽くんは近畿を代表するピッチャー。(大阪桐蔭の)中野と森でずっと練習してきた。毎日毎日投げてくれた。ベンチから『森さんと中野さんのほうがいいぞ』という声がかかっていたので、3年生のおかげです」と今秋ドラフト候補に挙がっている森陽樹と中野大虎の両右腕に感謝した。

谷渕も先輩に感謝。「中野さんと森さんで対策してきて、積み重ねて結果につながった」と結果で恩返しした。

大阪桐蔭は昨秋の近畿大会では初戦で1回戦で滋賀学園に敗れて今春センバツを逃した。大阪王者として臨む今大会。センバツ出場へ当確ランプがともる4強進出へ、あと1勝とした。谷渕は「簡単ではないけど、甲子園に出て日本一になってこそのチームと言われてきた。去年は出れなかったので、まずは出ることを目標にして、出れたら日本一を全員でつかみたい」と話した。

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