春季高校野球県大会が18日に開幕する。
4年連続22度目の出場となる知徳は、プロ注目の長身左腕・渡辺大地投手(3年)が、昨秋からの成長を示す舞台に向けて気持ちを高ぶらせる。チームを目標の東海大会へと導く決意だ。予選を突破した39校が出場する今大会は14日に組み合わせ抽選会が行われ、来月3日に決勝を予定。上位16校に今夏のシード権、上位2校に東海切符が与えられる。
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2年秋からエースナンバーを背負う知徳の渡辺が、自覚を持ってマウンドに上がる。開幕が近づく県大会に視線を向け「打力のあるチームだけど、打線は水物と言われる。打てない時にこそ、自分がしっかりカバーできるようにしていきたい」と意気込んだ。
192センチの長身左腕はサイド気味のフォームから投じる直球が持ち味で、プロ複数球団からも注目される大器だ。昨秋は、県3回戦で同じくプロ注目左腕・高部陸(3年)擁する聖隷クリストファーに1-3で敗れた。渡辺は「四球を連発して崩れてしまった。大事なところで踏ん張れず、悔しかった」と振り返る。
この敗戦を転機に自身の体と向き合う。朝600グラム、昼800グラム、夜900グラムの白米をノルマに課して食トレに励んだ。冬を越え体重は約10キロ増え、自己最速も3キロ更新の141キロに伸びた。今大会の予選では、全3試合に登板(うち先発2)。計20回1/3を投げて18安打7失点(自責3)を喫した一方、25奪三振を記録した。思い描いた結果とはいかなかったが「指のかかりが違い、出力が上がってきた感覚はある」。球自体には、成長を感じている。
この春、チームが掲げる目標は決勝進出2校が出場の権利を得る東海大会。渡辺は「まずは悔しい結果になってしまった予選から、気持ちを切り替えて臨むことが大事だと思う。チームとして勝ち進んでいけるように、ここまでの成長を思い切ってぶつけたい」。目標達成のために、腕を振る。【前田和哉】
◆渡辺大地(わたなべ・だいち)2008年(平20)9月7日、北海道生まれ。幼少期に父の仕事の都合で裾野に転居。小2から御殿場ファイターズで野球を始める。中学は裾野シニア。左投げ左打ち。家族は両親と妹2人。192センチ、85キロ。血液型O。

