学校法人広陵学園は11日、春夏通算25度の甲子園出場に導いた広陵(広島)の中井哲之前監督(63)が理事及び参与職を辞任したと発表した。

「理事及び学校職員の人事」と題したプレスリリースを出し「本学園では、6月8日に開催した臨時理事会において、中井哲之氏の理事及び参与職の辞任を承認しました。本学園としましては、5月18日にいただいた第三者委員会からの御指摘を厳粛に受け止め、学園・学校運営に取り組むべき施策を着実に実行するとともに、学校改善検討委員会の提言もいただきながら学校改革に向けて全力で取り組んで参ります」とした。

中井氏は広陵時代は3年時の80年に、1番遊撃手として春夏連続甲子園出場。春ベスト4、夏はベスト8。大商大に進学し、86年から広陵の商業科教諭に。4年間コーチを務め、90年4月に監督就任。春夏通算25度出場(春優勝2度、夏準優勝2度)。主な教え子に小林誠司(巨人)有原航平(日本ハム)宗山塁(楽天)渡部聖弥(西武)らがいる。

同校野球部を巡っては、昨年1月に上級生が寮で頬をたたくなどの暴力があり、日本高野連から同3月に厳重注意を受けた。昨夏の全国選手権大会の開幕前に交流サイト(SNS)で拡散して批判が広がったことから、2回戦を前に出場を辞退した。直後に中井氏は監督を退任していた。学校職員として残っていたが、野球部には関わらないという立場を取っていた。