渋谷教育渋谷が昨夏4強の修徳に5回コールドで敗れ、初戦で姿を消した。
スタンドには多くの生徒が駆けつけた。1回戦がテスト期間と重なり、全校応援は実施されなかったが、友人を応援したい生徒たちが有志応援団として集結。3年生を中心に約60人が声援を送った。偏差値70超えの進学校で、学年の半数が東大志望という環境の中でも、仲間の最後の夏を見届けようと球場へ足を運んだ。
応援団長を務めた内藤慧(さとる)さん(3年)は「3年生の野球部に友達も多いのでやるしかない」と自ら立候補。急きょ決まった役割だったが、昼休みなどを利用して応援練習を重ねてきた。バトン・トワリング部の宮谷柚凪(ゆず)さん(3年)は同期3人でチアリーダーを担当。「踊るのが大変なときもあるんですけど、笑顔だけ忘れずに心がけています」と話し、選手一人ひとりの名前が入ったボードを掲げながら懸命にエールを送った。
試合が行われた駒沢球場では、近隣への騒音に配慮して楽器演奏が禁止されている。それでも約60人の声援は最後まで途切れることなく、選手たちの背中を押し続けた。

