横浜のドラフト上位候補、織田翔希投手(3年)が7回先頭へのカウント2-1の場面で降板した。この回2球目でややよろけたところで、ベンチから2番手の小林鉄三郎投手(2年)が送られた。だが、マウンド上の織田がこれを拒否。続投したものの、3球目を投げた後に再び足を振るなど気にするしぐさを見せたため、ここで小林にマウンドを譲った。

織田は自己最速を更新する157キロを連発し、6回まで無安打無失点、5奪三振と慶応打線を圧倒した。

炎天下の横浜スタジアムで、初回からエンジン全開だった。先頭の矢口翔大外野手(2年)への4球目、電光掲示板に表示されたのは自己最速を2キロ更新する「156キロ」。場内がどよめきに包まれる中、矢口を空振り三振に仕留めると、続く打者も空振り。最後は慶応の二刀流選手・湯本琢心投手(2年)をボテボテの投ゴロに打ち取り、最高の立ち上がりを見せた。

ギアはさらに上がる。2回2死無走者、慶応・八百板直内野手(3年)への初球に、今度は自己最速を3キロ更新する「157キロ」を計測。左飛に打ち取った1球でも再び157キロをマークし、スタンドから大きな拍手が沸き起こった。

アクシデントも動じなかった。5回。マウンドに上がりかけたが、やや足をひきずるしぐさを見せていったんベンチへ下がった。6分間の治療を経て、再びグラウンドへ戻ると、心配を感じさせない力投を見せていた。連続四球を与えたが、最速155キロと球速は衰えず、後続を左飛、右飛に打ち取って無失点で切り抜けた。

両チームの対戦は、慶応が全国制覇を果たした23年夏の神奈川大会決勝以来。横浜は今大会5試合連続コールドで勝ち上がってきた。現在チームは公式戦37連勝中。4季連続の甲子園出場に向け、エースの快投が続いている。

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