2年連続32度目の出場の仙台育英(宮城)が甲子園練習に登場し、同校初の女子部員・星よつは学生コーチ兼マネジャー(3年)が姿を見せた。大会本部から与えられた練習時間は、約15分間。用具管理や写真撮影のためにグラウンド内外を奔走した。「夢をかなえられたうれしさがありますが、何より今まで頑張ってきた仲間と甲子園の土を踏めて、とにかくうれしい。頑張ってきてよかった」。

元巨人、西武の星孝典氏の長女で同校OBの父と同じユニホーム姿で晴れ舞台に立てる、最後の夏。部内の番号「4」が刺繍(ししゅう)されたリュックを背負い、両手に黒土がついた跡に懸命な様子が伝わる。

裏方としての情熱は、すさまじいものだ。仕事の一つである、選手の飲料を作るスピードや質も追求するほど細部に目を配り、「去年のうちに水道の蛇口の位置を、確認しています」。

昨夏の甲子園出場時には、調整を行う各球場ごとの設備の配置や動線は確認済み。スムーズに支えられるビジョンは描けている。「今年も生かせると思います。裏方の働きとメンバーで支え合って、ワンチームで勝利をつかみたいです」。

全49代表の最後に出場が決定するも、初戦は開幕試合だ。5日午後5時半から札幌日大(南北海道)戦で記録員としてベンチ入り予定。「自分は手に汗握るタイプ」と称するが、「選手のみんなには、自分に『緊張』という無駄な感情を預けてもらって、あとは全力で楽しんでもらえたら!」。熱く、強く、しなやかに-。現チームのスローガン「一期一会~誰かのために~」を胸に、最後までチームに尽くす。【中島麗】

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