敵はアルプスにあり-。
4季連続出場の横浜(神奈川)が甲子園練習4日目に登場。昨夏優勝の沖縄尚学との初戦(10日、第2試合)に向けて調整を行った。最速157キロを誇るプロ注目のエース織田翔希投手(3年)は独特の大応援を警戒。「自分らしく投球したい」と引き締めた。
昨年春のセンバツ2回戦。織田は沖縄尚学を相手に3回途中4失点と苦しんだ。指笛、カチャーシーのリズム、「ハイサイおじさん」などの沖縄民謡曲…好機とみるや音量を増すスタンドから圧を感じた。「すごく投げてて聞こえますし」と認めながら「でも、やっぱりそれを『自分の応援だ』と思って力に変えて、苦にすることなく、しっかりとマウンドで投球したいなと思います」とエースの自覚を口にした。
帰ってきた聖地のマウンドで10球。大会の主役を追おうと、カメラマンが列をなした。「いつ来ても、何回来ても初心に戻れると言いますか、自分としてはすごく本当に原点であり、思い出の場所」としみじみ言った。
昨年の春夏甲子園優勝校同士が激突するビッグゲーム。販売サイト「甲チケ」は「空席なし」で札止めは確実だ。甲高い指笛に三線の刻むリズムが、うねりとなって織田を襲う。「どこが来ようと、自分たちがやるべきことは変わらない」。威風堂々を貫いた先に難敵突破がある。【平山連】
○…横浜主将の小野舜友内野手(3年)が、抽選会で「3」を選んだ理由を明かした。高校時代から一塁手に挑戦したことが関わっており「出場機会も与えていただいたので、背番号『3』に人生を変えてもらった」と感謝。対戦相手として引き当てた沖縄尚学戦に「この初戦も人生を変えるような一戦になりそう」と期待した。

