履正社(大阪=153チーム)が享栄(愛知=全国最多174チーム)との激戦区対決を制し3年ぶりの白星を挙げた。夏の初戦は5連勝。
1-1で迎えた4回、2死から5番DH北西華一(2年)、6番高津冬真外野手(3年)の連続長打で勝ち越した。8回には2死二、三塁から北西が右越え適時三塁打。4-1とリードを広げた。9回にも2点を加えた。
守っては木村颯(3年)が2失点完投。5回までに100球超と球数がかさんだが、最速148キロ直球と低めのボールゾーンへ落ちるチェンジアップ、スプリットを粘り強く投げ込んだ。投球数は167。
元中京大中京監督の大藤敏行監督(64)率いる享栄は31年ぶり白星ならず。愛知県勢は昨年の豊橋中央に続く2年連続の初戦敗退となった。
完投勝利となった履正社の木村は「序盤にストライクが入らなくて苦しくなってしまったんですけど、6回から立て直すことができたので良かったです。やっぱり変化球でストライクが取れてなくて、まっすぐばっかりになってたんで、そこで変化球のコントロールをもう一回考えてやっていきました」と試合中の修正が功を奏したことを明かした。
167球を投げたが「体力には自信があるので、疲れは感じなかったです」と話し「やっぱり点を取られてしまうと流れがいってしまうので、ランナーをためても生還させなかったら流れは止まったままなので、そこを意識して投げていました」。
大阪桐蔭らライバルを下して出場する甲子園の舞台。目標は「圧倒的日本一です」と力を込め「初めは固くなっていたところもあったので、次からはいい緊張感でいきたいです。チームとしてはアットホームな感じで、野球でも人間性でも細かいところを意識してやっているので、そういうところを意識してやっていきたいです。今日の調子だと次の相手に大量点取られてしまうので、野手をできるだけ楽にさせるような自分のピッチングで流れを作っていきたいです」と次戦以降を見据えた。

