“富山の怪物”が、アジアを制圧する。高岡第一(富山)の最速156キロ左腕、前田侑大(ゆうと)投手(3年)が、高校JAPANのユニホームに袖を通す。日本高野連が22日、9月7日から同13日にかけて台湾・台北市で開催される「第14回BFA U18アジア野球選手権」に参加するメンバーを発表。前田がリストに名を連ねた。
今年4月のU-18日本代表候補合宿メンバーに選ばれた本格左腕。知名度が一気に上昇したのは、今夏は富山大会だった。2回戦の富山工戦では自己最速を5キロ更新する156キロをマーク。さらに3回戦の富山北部戦で20三振を奪ってノーヒットノーランを達成。2試合続けての圧巻の投球で
高校野球ファンをとりこにした。
決してエリート街道をたどっていたわけではなく、軟式チームに所属した中学時代はエースをつかめず、当時のレギュラーポジションは一塁手だった。ところがキャッチボールを行う姿に既に大器の片鱗(へんりん)を見出し、後に高岡第一で指導するこになる村本忠秀監督(61)に「腕の振り方が素晴らしく、体を柔らかく使いながらビシッとしたボールが届く。今思えば(NTT西日本時代に指導した)岸田(現オリックス監督)と重なるところがあった」と言わしめた。
高校日本代表には最速157キロを誇る横浜(神奈川)エース織田翔希投手(3年)も選出。高校年代NO・1投手の呼び声の高い織田との共演で、狙うはアジアの頂点だ。
◆前田侑大(まえだ・ゆうと)2009年(平21)1月23日生まれ、富山県高岡市出身。ビッグファイトボーイズ-南星中軟式野球部を経て、高岡第一では1年時からベンチ入り、2年秋からエース。今春のU18日本代表候補の強化合宿に参加。目標の選手はソフトバンク前田悠伍。家族は父孝一さん、母ゆかりさん、姉、兄、妹。好きな食べ物はゆかりさん特製のミートソースパスタ。173センチ、72キロ。左投げ左打ち。
<U18アジア野球選手権 高校日本代表>
【投手】
17 萬谷堅心(花巻東)
13 門倉昂大(専大松戸)
11 織田翔希(横浜)
19 小林鉄三郎(横浜2年)
14 前田侑大(高岡第一)
16 鈴木悠悟(中京)
21 杉本真滉(智辯学園)
18 末吉良丞(沖縄尚学)
【捕手】
27 杉本将吾(近江)
12 角谷哲人(智弁学園)
2 山田凜虎(智弁和歌山)
【内野手】
4 井口瑛太(関東第一)
1 小野舜友(横浜)
5 川上 慧(横浜2年)
6 池田聖摩(横浜)
7 福島陽奈汰(東海大熊本星翔)
【外野手】
8 石田雄星(健大高崎)
9 梶山侑孜(神村学園)
【監督】
30 岡田龍生(東洋大姫路監督)

