第108回全国高校野球選手権大会で5年ぶり4度目の優勝を果たした智弁和歌山が23日、決勝戦から一夜明け和歌山市内の同校で出迎え式および祝勝会を実施した。
攻守の要として活躍した山田凜虎捕手(3年)は、「やっぱり笑って終われたっていうのは本当に一番うれしかった」と改めて優勝をかみしめた。中谷仁監督(47)からはメディアを通じて「頑張ったな」とねぎらわれたが、「本当に3年間頑張ってよかったなと思いましたし、苦しい時もありましたけど監督にずっとついてきてよかった」とほほ笑んだ。
日本一の瞬間から終始笑顔だったが「やっぱり虎太郎が隣でインタビュー受けている時は、本当心の中ではちょっと泣きそうにはなった」と、1年間苦しみながらチームを引っ張った主将松本の涙に心を打たれていた。松本が主将を辞めたかった時期も相談を受けていたといい「虎太郎もしんどい中で怒られ役をずっとやってくれたので、本当に感謝しかない。最後は優勝旗を虎太郎に持たせてあげられて本当によかった」と下級生の頃からともに活躍してきた仲間と頂点に立ったことをよろこんだ。
中学時代に愛知・東海中央ボーイズでともにプレーし、準決勝で対戦した横浜・江坂佳史外野手(3年)からも「危なかったなー(笑い)。優勝おめでとう」と仲の良さがうかがえる祝福の連絡があった。山田は「約束通り優勝したから飯奢ってな」とご褒美を楽しみにする。「家でヨシ(佳史)の写真と甲子園のテレビ見てる写真が送られてきました」と地元愛知に帰り自宅で応援してくれていた。
大学への進学が決定している山田。「(中谷)監督の高校時代の成績は達成して同じところまで来られたんですけど、監督はドラフト1位で行かれているので、僕もドラフト1位を目指して大学4年間やりたい」と次はさらに上のステージで師と並ぶべく野球を磨く。

