現地5日、マーリンズがイチロー外野手との来シーズンの契約選択権を行使したと発表した。来季でマーリンズ3年目の所属となる。
今シーズンのイチローは開幕当初あくまで外野の控えという位置づけだったが、主力の故障などにより出場機会が増えた。結果として143ゲームに出場し打率2割9分1厘、1本塁打、22打点10盗塁、出塁率3割5分4厘という記録を残している。6月には日米通算でピート・ローズが持つメジャー記録の4256安打を抜き、8月にはメジャー通算で史上30人目となる3000安打を突破した。シーズン終了時点で25位の3030安打まで伸ばしている。
5日付けの地元紙サン・センティネルによればマーリンズのデイビッド・サムソン社長は「彼は50歳までプレーしたいと自分に話した。彼は真剣だ。自分はできるじゃないかと思っている」と記者会見で話したということだ。
ただ今月で43歳になるということもあってか、特別に高い評価を受けているわけではない。今シーズンの打席数365はMLB移籍後最少だった。最多だった2004年の762の半分に満たなかったのである。さらにサン・センティネルは今シーズンの成績について「リーグで平均的な攻撃選手」という言葉を使用している。来シーズンの年俸に関してもMLBの平均年俸440万ドルの半分以下である200万ドルと見られているのだ。
とはいえ、将来有望な若手選手ではなく敢えてイチローとの契約延長をマーリンズは選んだのである。ドン・マッティングリー監督は「彼は外野はどこでも守ることができる。まだ肩も強いし、足も速い。誰が見ても申し分ない”第4の外野手”だ」とイチローを評価した。さらに2018年の契約選択権をチームが追加したことも明らかにされている。
あくまで控えという位置づけではあるものの、大きな信頼を得ているということは揺るぎないようだ。来シーズン、イチローが再びさらに再評価され、先発で起用され続けるような活躍を見せてくれることに期待したい。




