マリナーズ岩隈久志投手(35)が、6回1/3を5安打1失点3四球2奪三振の好投で、メジャー5年目で自己最多の16勝目(11敗)を挙げた。

 3回裏、不運な安打、自らの暴投などで1点を先制されたが、終始、勝負を急ぎ過ぎず、丁寧な投球を披露した。

 味方打線が5回表に同点に追い付き、7回表、勝ち越しに成功。2-1と1点リードした7回裏1死二塁の場面で交代した。球数は92球。防御率は3・87。

 試合後は「何とか最少失点で抑えることができてよかった。大胆かつ丁寧に攻めることができました」と、冷静に振り返った。

 マリナーズは8連勝で、貯金は今季最多タイの「10」。ワイルドカード争いで4位に浮上し、圏内の2位ブルージェイズに1・5ゲーム差と迫った。