エンゼルス大谷翔平投手(23)が7回を1安打無失点に抑え2勝目を挙げた。

 メジャー2度目の先発は、3者連続三振でスタートした。

 投手としては本拠地デビュー戦。1番のジョイスをスプリットで空振り三振、2番セミエンを95マイル(153キロ)の直球で空振り三振、3番ローリーもスプリットで空振り三振に仕留め、3人全て空振りで三振を奪った。

 大歓声の中での完璧なスタート。試合前、ソーシア監督(59)が「勝つチャンスをくれるよう望んでいる」と期待していた通り、味方へ良い流れを引き寄せた。

 序盤の3イニングは無安打投球。1人の走者も許さず、ここまで6三振を奪った。

 5回までパーフェクト投球を披露した。スプリット、スライダー、カーブ、直球を織り交ぜ、リズム良く投球。5回まで1人の走者も出さず、メジャーで初めて2ケタとなる10三振を奪った。ここまでで球数は65球。

 7回に初安打を許した。1死走者なし、2ボールから96マイル(154キロ)の直球を2番セミエンにとらえられ、左前に運ばれた。

 7回1死まで無四球無安打の投球で、球場全体に完全試合を期待するような空気が漂っていた。7回の安打でパーフェクト投球は途切れたが、大谷の力投にスタンディングオーベーションで拍手が送られた。

 大谷は7回を投げ1安打12奪三振1四球の快投。91球を投げ、2番手投手と交代した。

 また、デビュー登板から2試合のうちに12奪三振をマークしたのは、ア・リーグタイ記録。