前日の打撃練習で右足スパイク外側に死球を受けたマリナーズのイチロー外野手(45)が21日(日本時間22日)、驚異的な回復をみせた。

「昨日は結構痛かったんですよ、実は」と明かした上で、回復状況を説明。アリゾナの自宅に設置している初動負荷マシンでトレーニングを行い、痛みがなくなったという。

「だって血流が良くなるから。じっとしていたら今日はアウトでしょう。普通でいったら、今日アウトで明日からという流れでしょうね」。未明からの降雨のため練習メニューが大幅に変更され、屋外練習は中止。屋内ケージでの打撃練習、ショートダッシュなど軽めのメニューながら軽快な動きを披露した。「昨日、寝る時点では、ああ、ちょっとなと。骨に異常ないことは分かっている。動きはどうかなというのはあったんだけど、起きたら100(%)じゃないけど、限りなく100に近いです」。

今回の死球に関して、一部で不安説が報じられていることについて「日本は置物のフクロウに誤報が流れていますから」。さらに「センセーショナルな方がいいからね。変な世の中になったね、まったく。じゃあ、それに乗っていきますか」と笑い飛ばした。(ピオリア=四竈衛)