カブスのダルビッシュ有投手(32)がオープン戦2度目の登板に臨み、2回を投げ無安打無失点の内容だった。直球の最速は97マイル(約156キロ)。「スライダーもコントロール良かったし、スプリットでも空振りがとれた。直球もすごい良かったので、満足はしています」と穏やかな表情で振り返った。

2回裏の味方の攻撃が20分近くとなった時点で、イニング間の待ち時間が長引いたためか、ベンチからブルペンへとダッシュ。打席にチームスタッフが立った状態で15球、追加で投球練習を行った。

約6カ月ぶりの実戦登板となった前回2月26日(同27日)のオープン戦では、4四球と制球に課題を残していたが、この日はスライダー、スプリットで空振り三振を奪うなど、変化球にもキレがあった。

登板後、球種の精度について「直球は85点。スライダーは100点。スプリットも100点」と自己採点で変化球は満点評価。復活へ向け、手応えをつかんだ。