膨大な資金力を誇る新オーナーの下で世界一を目指すメッツに、とんでもないスキャンダルが降って湧いた。12月に就任したばかりのジャレッド・ポーター新GM(41)が、ハレンチ過ぎるセクハラを行っていたと、18日付のESPN電子版が報じた。

記事によるとポーターGMは、カブスのスカウトだった16年、ヤンキースタジアムのエレベーターで出会った外国出身の女性リポーターに何十通ものショートメールと写真を送り付けていた。メールには性的なものをにおわせる文言、写真には膨らんだ股間のアップ、裸の局部が写ったものがあり、記事にはそれらが掲載されている。

ポーターGMは04年にインターンとしてレッドソックス入りし、数球団のフロントでキャリアを積んだ。今オフにはエンゼルスの新GM候補にもなっており、評価が高かった。

メ軍は「本人は非を認め、謝罪した。事態を重く受け止め、対応していきたい」と文書で声明を発表。一夜明けた19日には、コーエン・オーナー自らが同GMの解雇を発表した。新体制の下で希望に満ちた今季だったが、大きなスキャンダルで出ばなをくじかれた。