米野球殿堂が26日、今年の殿堂入り投票結果を発表し8年ぶり9度目の該当者なしだった。

最多得票は、問題発言でたびたび物議を醸している通算216勝のカート・シリング氏(54=元レッドソックス)で、殿堂入りである規定の75%に16票届かず71・1%だった。殿堂入り資格は、来年が最後となる。

史上最多の762本塁打を記録したバリー・ボンズ氏(56=元ジャイアンツ)は得票61・8%で得票2位、歴代9位の354勝を記録したロジャー・クレメンス氏(58=元ヤンキース)は61・6%で得票3位だった。偉大な記録を残しながら薬物スキャンダルのあるこの2人も、来年が資格最終年となる。