エンゼルス大谷翔平投手(26)が「3番DH」で出場し、オープン戦出場3試合連続で安打を放った。5回無死一塁の第3打席、左腕からは今季の実戦初安打となる左前打を放った。今オープン戦はここまで9打席で、7打数4安打(打率5割7分1厘)1本塁打、3打点と打撃好調。状態の良さが際立っている。

第1打席と第2打席は好守に阻まれた。第1打席、1回2死走者なしから高いバウンドの二ゴロを放ち、全力疾走。内野安打を狙ったが、二塁手の素早い送球で間一髪アウトとされた。

第2打席は1死一、三塁から初球の直球を捉え、中堅への大飛球を放った。角度よく上がった本塁打となりそうな打球を、中堅手にジャンピングキャッチで好捕された。それでもしっかり犠飛とし、2試合連続で打点をマーク。勝ち越し点を挙げた。

第3打席の左前打も初球を捉えたもので、持ち味でもある積極性を披露した。オープン戦は、18年が32打数4安打1打点、20年は24打数3安打と苦しんだが、今季は初戦から絶好調。二刀流での開幕へ向け、順調な仕上がりを見せている。