今季カージナルスに所属しシーズン後に現役を引退したアルバート・プホルス氏(42)が、今後はエンゼルスでチームのアンバサダー兼指導者の役割を担うことが分かった。エンゼルスのジョン・カーピノ球団社長が明かしたと、14日付のロサンゼルス・タイムズ電子版が伝えた。

プホルス氏は2011年オフにエンゼルスと10年契約を結んだ際、引退後は10年総額1000万ドル(約14億円)でエンゼルスとパーソナルサービスの契約を結ぶことで合意していた。同球団社長はその内容について、ドミニカ共和国にあるエンゼルス野球アカデミーでの指導、アリゾナ州春季キャンプでメジャーとマイナーの選手指導を行うことも含まれていると明かし、「彼はチームのアンバサダーになる。彼はアルバート・プホルスだ。我々の財産だ。野球の知識であふれた人物だ」と話した。

カージナルス、エンゼルス、ドジャースで22年間プレーしたプホルス氏は、通算2割9分6厘、歴代4位の703本塁打、2218打点をマーク。700本塁打を達成したのは、バリー・ボンズ、ハンク・アーロン、ベーブ・ルースに次ぐ4人目となった。