ドジャース大谷翔平投手(29)が「2番DH」で出場し、第4打席でクリーンヒットを放った。この日は4打数1安打で2試合連続でノーアーチ。日本人最多となるメジャー通算176号は持ち越された。

中前にライナー性の安打を放った8回無死の第4打席、球審、パ軍の左腕ワンデイ・ペラルタ投手(32)、シュルト監督の間で、大谷の記録に関わるハプニングがあった。ペラルタがマウンドで準備を始めると、球審がボールを変更。不満気だったペラルタは了承したが、直後、大谷に甘く入った初球のチェンジアップを捉えられた。

パ軍のシュルト監督は試合後、「オオタニのためにボールを記念にとっておきたいのは私は理解した。ただ、ワンディ(ペラルタ)がそれを理解していたかは分からないし、彼は(変更前に)持っていたボールを好んでいた。我々サイドに(理由を事前に)説明するべきだった」と、理解を示しながらも、公平性を求めた。

大谷がメジャー通算176号をマークすれば、松井秀喜氏を抜いて日本人では最多となる。偽物が出回らないよう、大谷の打席では毎回、刻印されたボールを使用しているようだ。12日に今季4号ソロでタイ記録に並んだ際には、ホームランボールには「S」と「1」の文字が刻まれていた。

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