さあ、いよいよ主砲のお出ましだ! 阪神マウロ・ゴメス内野手(30)が今日24日、練習試合DeNA戦(宜野座)で15年初実戦に臨む。母国ドミニカ共和国でパスポート盗難に遭い、来日が大幅に遅れてキャンプインに間に合わなかったが、地道に状態を上げて4番DHで実戦へ。調整遅れへの懸念は快音で吹き飛ばす。

 苦笑いで体をモジモジ…。ゴメスは終始、照れくさそうだった。キャンプ中に実戦への意気込みを聞かれるのは初めてだった。まだ2月だぜ? そう言いたげな表情のまま、15年初実戦のテーマを掲げた。

 ゴメス 開幕に向けての1戦目。来たボールをしっかり見るのと同時にタイミング、リズムをどれだけ合わせられるか、だね。

 今日24日、沖縄キャンプ中では最後の実戦となるDeNA戦に4番DHで先発し、2打席に立つ予定だ。ドミニカ共和国でパスポートを盗まれ、キャンプインに間に合わず7日にようやく来日。調整が大幅に遅れ、満を持しての初実戦となる。

 23日のフリー打撃は60スイングで柵越え7本。「今日は引っかけたり、満足にいかない部分はあったけどね。体はいい形だよ」。左方向に4発、右方向に3発を決め、引っ張りの印象が強かった昨季から一転、ボールに逆らわない打撃スタイルを目指している。

 相棒は剣豪・宮本武蔵ばりの“二刀流”だ。今季は米国時代に重宝したルイスビル・スラッガー社製のバットを使用予定。34インチのメープル素材は白木と黒木の2種類を用意した。「黒の方がちょっと重い。疲れている時は白を使おうと思っているんだ」。約900グラムの重さに若干の差を加え、臨機応変に握っていくつもり。この日は黒バットを使い「感触はいいよ」とニヤリ笑った。

 ゴメス 去年の今頃はケガでほとんど何もできない感じだった。去年と比べれば今年の方が全然いいよ。

 昨年は愛娘の体調不良で来日が遅れ、キャンプ合流後も微熱や右膝周辺の張りに見舞われ、ついに沖縄キャンプ中に実戦出場することはなかった。昨季の初実戦は3月15日の教育リーグ中日戦。1年前を振り返れば、過度の心配は必要ないのかもしれない。

 今季の目標を問われると、迷わず「チャンピオンシップ!」と優勝宣言。虎の4番がいよいよ臨戦態勢に入る。【佐井陽介】