山田と雄平が離脱したヤクルト打線は、14安打を放った前日の勢いが消えた。黒田に打者13人がパーフェクトに抑えられた。真中満監督(44)は「ボールがすごく動いている打ち方。打たされていた。さすがだな。1回見られたのは良かった。対策を考えたい」。脱帽しながらも、低めの変化球の見極めを課題に挙げ、対戦濃厚な開幕3戦目を見据えた。

 黒田のメジャー流投球術に、打者の反応はさまざまだった。1番藤井亮太捕手(26)は第1打席、初球のツーシームを二塁ゴロとし「(甘い球が)来たと思ったら、ずれて打たされた」。第2打席は内角から切れ込むツーシームを見逃し三振し「(内角の)ボールだと思ってよけたら真ん中付近だった」と“フロントドア”にぼうぜん。大引は「どんどんストライクが来るので、1イニング3球で終わってもいい」と、攻略には思い切りが必要だと指摘した。

 ちなみに首脳陣は黒田を得意としていた。対戦打率は真中監督が2割9分5厘、宮出コーチが3割8分9厘、福地コーチが4割2分9厘、野村コーチが5割。渡米前と投球スタイルは激変しているとはいえ、本番までに秘伝の攻略法が伝授されるか。【斎藤直樹】