中日谷繁元信兼任監督(44)が兼任2年目で初めて出場選手登録を抹消する見通しになった。3回の中前打の際に顔をゆがめ、一塁で自ら代走を要請。シートノック中に軽いぎっくり腰を発症していたと明かした。
5試合ぶりの先発マスクは、明確な狙いがあった。山井との今季初コンビで開幕右腕の復調の手助けをしたい。だが、その思惑は崩れた。「試合には出られるくらいと思ったけど、進むにつれてキツくなった。途中で代わってしまって、山井には悪いことをした」。
野村克也が持つ3017試合の出場記録まで10に迫ったが、大記録へのカウントダウンは足踏みになる。抹消ならドラフト5位の新人、加藤が初昇格する。
結果的に、このアクシデントが試合の行方に強く影響したのも皮肉だった。交代した松井雅が1-1の7回2死二、三塁で山井のワンバウンドのフォークを後逸してしまう。
空振り三振でチェンジ…のはずが振り逃げで打者を生かし、決勝点を献上。さらに本塁悪送球の間に二塁走者の生還まで許した。痛恨の2失点だった。記録は山井の暴投だが「僕のミスです」と松井雅。指揮官は「僕も何度も経験がある。あれを何とか止めて投手を助けてあげられたら」と浮かない顔だった。
4連勝のあとのナゴヤドーム6試合で1勝5敗と大きく負け越した。借金は最多タイの3。勢いをつけたかった交流戦最初のカードで、逆に大きな痛手を負う格好になった。【柏原誠】



