広島の前田健太投手(27)が今日2日の日本ハム戦(マツダスタジアム)に先発する。パの本塁打王争いトップを走る中田を中心に、リーグトップの得点力を誇る。コイキラーでもある天敵を抑えれば、今季2度目の4連勝も見えてくる。被本塁打0の右腕が、大砲封じでチームを連勝街道に乗せる。
最終調整を終え、交流戦2度目の登板に備えた。パ・リーグ球団との対戦も、前田はあまりデータを重視しない。「首位にいるのは、それだけチーム状態がいいということ。つながりのある打線ということをもう1回頭に入れて臨みたい。普段対戦しない打者が多いけど、自分の投球をするということが大事」。必要最低限の情報だけで、あとはマウンドでの感覚と自分の投球を信じるだけだ。
リーグトップ233得点の日本ハム打線の中でも、18本塁打の中田は要警戒だ。打率2割5分8厘ながら、リーグ2位の50打点。過去の交流戦では、広島投手陣も痛い目に遭ってきた。昨季4試合で15打数6安打(1本塁打)、8打点。一昨季は15打数8安打(3本塁打)、6打点と打ち込まれた。「18本打っているということは、それだけの力があるということ。勝負強いイメージがある。いい打者なのは間違いない。気を付けながら投げたい」。自身は過去5試合対戦し、12打数2安打と相性は悪くない。打線を勢いづかせないためにも中田攻略が鍵を握る。
本塁打を量産する打者に対し、前田は本塁打を許さない投手だ。開幕から10試合74イニングを投げて被本塁打は0。セ・リーグ規定投球回到達投手でただひとりの数字だ。12年に自己最長92イニングを記録したが、開幕からは過去最長を更新している。全10試合でクオリティースタート(6回以上で自責点3以下)を記録する安定ぶり。セ・リーグ最強の盾は、パリーグ最強の矛にも動じない。中田を封じて、チームを今季2度目の4連勝に導く。【前原淳】



