中日が若き怪物にしてやられた。山井大介投手(37)が4回先頭で森に勝ち越しソロを浴びると、8回2死からは岡田俊哉投手(23)もダメ押しのソロ被弾。眠っていた6番打者との「勝負」のチョイスは、ことごとく裏目に出た。
「打順のめぐりを見れば何が一番いけないか、おのずと攻め方が分かると思うんですけどね…。第1ストライクやカウント球の意識をもう少し変えられたら」。谷繁元信兼任監督(44)が無念そうに振り返った。
西武の7番以下はこの日無安打だった。森も、交流戦で前日まで23打数3安打、第1戦も完璧に封じ込めていた。とはいえ森は森だ。セ・リーグではなかなか見られないフルスイングにもっと恐れを抱くべきだったのかもしれない。
二塁打&本塁打を打たれたあとの6回の第3打席。無死二塁で中日ベンチは森の敬遠を指示した。その後、下位3人を抑えて無失点。「正解例」を示されながら、8回に2死無走者からまた打たれた。監督が首をひねるのも当然だった。
四球からピンチを招くことを嫌がるのもまたバッテリー心理だ。まだ5度目の先発マスクでリードも強気の杉山と、5戦ぶりの白星がほしい山井。右腕は「交流戦では超積極的な打者が多い。慎重になりすぎてもダメだけど、もっと意識しないと」と反省した。目を覚ました森をどう攻めるのか。リベンジする機会はもう1試合残っている。【柏原誠】



