リベンジを果たした。日本ハム浦野博司投手(25)が、反骨心を力に3勝目をつかんだ。2点リードの4回2死満塁。「しっかり気持ちを入れて、絶対に取られないぞという気持ちでした」。打席には苦い記憶を刻まれた片岡がいた。昨季6月の巨人戦。ダメ押しの一発を浴び、5回4失点で降板。プロ初黒星を喫していた。因縁の相手との再対決は2球でケリをつけた。「本当に負けたくない。その気持ちだけ」。丁寧に外角を攻め右邪飛に仕留めた。笑顔を隠し、ピンチの芽をつんだ。
粘投し6回5安打無失点。栗山監督は「浦野らしくテンポ良く、今日もそういう形だった」と信頼を強めた。巨人戦では12年の日本シリーズ以来の0封勝利に大きく貢献。「調子は悪くはなかった。普通でした」。独特の言い回しで喜びをかみしめた。内にある闘志は、最後まで秘めたままだった。



