2連敗中の阪神能見篤史投手(36)が背水のマウンドに上がる。今日14日、広島戦(甲子園)に先発。13日は甲子園で行われた指名練習に参加し、キャッチボールやバント練習に取り組んだ。グラウンドから引き揚げてきた能見の額には、汗がにじんでいた。前半戦の成績に「納得したら終わっているよ」とキッパリ。先発4本柱の中でも最年長としてチームを支えてきた左腕が、このままで終わるはずはない。
2試合連続で5失点と打ち込まれ、7月に入り白星はゼロ。前回8日の中日戦後、中西投手コーチから「広島とは相性がいいからな。次の広島戦で(今後を)考える」と最後通告を受けていた。相手は得意の広島だ。今季3試合に登板し2勝1敗。すでに完封勝ちを収めており、コイキラーぶりを発揮している。前半戦最後の登板に向けて能見は「いつも大事だけどね。しっかり抑えられるように頑張ります」と力を込めた。ここで本領発揮といきたいところだ。
ここまで14試合に登板し5勝を挙げたが、リーグワーストの9敗。防御率は4・19と、精彩を欠いた投球が続いた。波に乗りきれなかった前半戦。この登板内容次第では、後半戦の先発ローテーションにも関わってくる事態だ。得意のコイ料理で、自身の危機をはねのける。【宮崎えり子】



