ジョンソン打ちで後半戦ロケットスタートだ。セ・リーグ後半戦が始まる今日20日、中日は敵地で広島と対戦。相手先発ジョンソンに対して好相性の荒木雅博内野手(37)が「切り込み隊長」としてスタメン見込みだ。3連勝すれば最下位脱出の3番勝負で、先手必勝にかける。

 セ・パの代表が熱い火花を散らしたばかりのマツダスタジアムに中日が乗り込む。リーグ再開初戦は5位の広島だ。現在2ゲーム差。3連勝すれば最下位脱出。勢いづけるにはもってこいの“直接対決”になる。

 「そういう意識をバリバリもっていいと思う。これだけだんごレースなんだから、1つずつつぶしていく気持ちでね。一区切りのあとの最初の試合はフワフワと入っていきがちだけど、そうならないようにチームとして集中していきたい。自分はこの4日間でうまく調整できたと思う」

 こう話したのは20年目の荒木だった。「夏が好き。汗が出て体がよく動く」と夏男を自負するベテランは実は後半戦ロケットスタートのキーマンでもある。

 中日はジョンソンに対して今季4試合で1勝2敗、防御率1・24と抑え込まれているが、荒木は14打数5安打の打率3割5分7厘。7打数3安打のルナと並んで打ち込んでいる。前回11日の対戦では決勝の左越え二塁打を放って初めて左腕に土をつけた。

 ミーティングでは毎回、ボール球になるスライダーの見きわめの徹底を指示されるが、実践はそう簡単ではない。切り込み隊長役として「1番」を任される可能性もある荒木が塁に出て、塁上から左腕をかく乱できれば一気に攻略の目は広がるというわけだ。

 谷繁兼任監督はナゴヤドームでの全体練習後、ノーコメントで広島に移動した。もう1つの開幕を前に、漂う緊張感。指揮官が「勝負どころ」とする夏場への入り口。初戦からフルスロットルでぶつかっていく。【柏原誠】

 ▼荒木は7月に入り、打率4割5分5厘(11打数5安打)と絶好調。6月末時点での2割6分2厘から、現在は2割7分8厘まで上げてきた。昨季も7月は打率3割1分1厘(45打数14安打)と、月別で唯一の3割を記録(試合数の少ない3月を除く)しており、今月残り9試合に期待が持てる。