リードオフマン阪神鳥谷敬内野手(34)が天敵杉内を攻略した。6回に決勝タイムリーのお膳立てをするなどチーム唯一の2安打を放った。

 両軍無得点の6回。口火を切ったのは背番号1の右前打だった。杉内の直球をたたくと、打球は鮮やかに一、二塁間を抜けた。「先頭だったのでなんとかどんな形であれという感じだった」。執念の一打はマートンの決勝打を生み出した。

 猛虎屈指のヒットメーカーも、今季初対戦の左腕を苦手としており、昨年は19打数無安打。3回にも2死二塁で左前に運び、2年ぶりの安打をマークしていた。「いいときも悪いときもあるんで。明日も大事な試合になると思うので勝てるように頑張りたい」。連敗を2で止めても、難敵を破っても喜びに浸ることはない。頼もしいキャプテンの視線は早くも次の試合に向けられていた。