堂々のリベンジ打~! 阪神マウロ・ゴメス内野手(30)が13打席ぶりの安打で貴重な2点目をたたき出した。1点リードの3回2死一、二塁。フルカウントから左腕中村恭の外角フォークに食らいつき、ライナーで左前適時打を決めた。前夜の悔しさをボールにぶつけた。

 「昨日は満塁という最高のチャンスで回ってきた打席でアウトになって、ゲームを終わらせてしまって悔しい思いをした。今日は今日で新しいゲームだったので、気持ちを切り替えてゲームに臨んだんだ。チャンスで打ててよかったよ」

 前日4日は1点を追う9回2死満塁で三ゴロに倒れた。一夜明けてもモヤモヤ感は消えていなかった。2回無死の1打席目は空振り三振。12打席ノーヒットで迎えた2打席目、快音を響かせトンネルから抜け出た。

 1本出ると、こうも変わるものなのか。5点リードの7回は先頭で再び左前にライナーを飛ばし、続くマートンの右翼線安打で判断良く三塁を陥れた。内野ゴロの間に6点目のホームを踏み、試合を決定づけた。8回にも三遊間を抜き、5月17日中日戦以来となる今季3度目の猛打賞もマークした。

 「打てる球をしっかり逃さずに打てたことが良かったと思うよ」

 猛虎のV奪回ロードは4番のフル稼働が大前提だ。15安打8得点の快勝。ゴメスの復調気配は派手さはなくとも、何よりの朗報といえる。【佐井陽介】