屈辱過ぎる今季3度目の5連敗だ。中日は本拠地での巨人戦で完敗した。昨オフ戦力外を通告した吉川に3安打2打点と活躍され、新助っ人ドリュー・ネイラー投手(29)が来日初黒星。ついに借金は18まで膨らんだ。
ナゴヤドームの三塁側でヒーローインタビューを受けていたのは昨オフに中日が戦力外にした巨人吉川だった。元同僚に先制のホームを踏まれ、2点二塁打を打たれ、ダメ押し点まで演出され…。すべて得点に絡む3安打が、3度目5連敗となった竜の傷口にしみた。
ブルペンでは好調だったという新外国人ネイラーは初回、吉川の左翼線二塁打からペースを乱された。阿部に先制打を打たれた。もう1点もやれない4回は2死二、三塁から痛恨の2点二塁打を三塁後方に運ばれた。この回計3点を追加され、5回5失点で降板した。
「ボールが先行してしまい、走者を背負うことも多く、苦しい投球になってしまった。アウトをとるのに苦労した。巨人も粘ってきた」。デビューから6回2失点、8回1失点と頼もしかった助っ人が3戦目で初黒星。初めて不安定な姿を見せた。2回には前回も2盗塁された片岡に二盗、三盗を決められ、課題が浮き彫りになった。
借金18。3位ヤクルトまで9・5ゲーム差。クライマックス・シリーズ進出に必要な勝利数の目安、CSクリンチは残り37試合で35と厳しくなる一方だ。奮い立つべき打線もここ4試合で5得点と沈黙を続ける。個々の奮起にかける以外、打つ手はないのか。
谷繁兼任監督は「しっかり受け止めないといけない。何とか早く負けを止めないと。こういう苦しいチーム状況でも最後まで応援してくれるファンがいる。早く勝つところを見せたい」と口調を強めた。【柏原誠】



