首位ヤクルトの優勝マジック点灯は、お預けとなった。試合前まで、リーグトップのチーム打率(2割5分9厘)を誇る打線が、沈黙。阪神先発の岩田の前に7回まで2安打無得点に抑え込まれた。6点を追う8回無死満塁から、荒木の犠飛で1点を返すのが精いっぱいで、真中満監督(44)は「選手に疲れはない。大量点をもらった岩田に、自分のペースで投げさせてしまった」と分析した。

 術中にはまった。8回までマウンドに上がった岩田に対し、24個中14個がゴロアウト。半数以上も占めた。杉村チーフ打撃コーチも「ゴロアウトも多く、彼の投球をさせてしまった。打たせてとるピッチャーにこういう結果なのだから」と表情を曇らせた。

 反対に自軍の先発投手は、試合を作れなかった。右大胸筋の軽度の肉離れから復帰した山中が、今季最短の1回2/3で降板。「制球が悪かった。実力不足」と、今季8戦目で初黒星。真中監督は試合後、山中の2軍再調整を決めた。投打がかみ合わず、2位阪神に1ゲーム差に詰められた。他チームの状況次第では可能性があったマジック「9」の点灯は、今日21日以降に持ち越しとなった。【栗田尚樹】

 ▼ヤクルト●の結果、ヤクルトのマジックはお預け。ヤクルトの最短M点灯は今日21日で、ヤクルト○、巨人●、広島●の場合、ヤクルトにM9が点灯する。阪神は今日のヤクルト戦に勝てば首位に並ぶが、阪神の最短M点灯は23日。