日本ハム栗山英樹監督(54)が、ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(札幌ドーム)を「超積極采配」で戦う。6日、遠征先の関東から、北海道へと移動した。2勝で勝ち抜けの短期決戦。「第1Sを突破しなきゃファイナルSはない。(大谷)翔平だろうがメンディ(メンドーサ)だろうが、悪ければすぐ代える。引っ張ることはしない。あのときこうしておけば…ということがないように」。シーズンで2桁勝利をおさめた投手陣の柱であっても、状態次第では早期降板させるつもりだ。
周到に準備は進めている。ファイナルSに進出した場合に先発が予想される有原だが、ファーストSでもブルペン待機させ、緊急事態に備えることを検討。5日のロッテ戦で4回無安打と好投した高梨も、スタンバイさせるつもりでいる。「全員使ってでも勝つしかない」。総力戦でいく覚悟を固めている。
早めに見切りをつけるメリットもある。同監督は「たとえば2回で替えたら、すぐいける」。調子が悪いと判断した場合、球数が少ない状況で降板させれば、次回登板への間隔を短くすることが可能になる。特に大谷は合間に野手出場もあるため、体の負担は大きく変わってくる。
就任以来4番に固定する中田についても「全然ダメだったら、そこに代打が出ていくくらいのスタンスで考えないといけない」。さすがに中田の途中交代は極論だが、同監督の強い決意の表れ。勝利至上主義で日本一まで駆け上がる。【本間翼】



