漁師仕込みの投球で山田斬り! 阪神にドラフト3位指名された熊本ゴールデンラークス・竹安大知投手(21)が23日、熊本市内で記者会見に臨んだ。趣味が「睡眠」で1日20時間寝たことがある男も、前夜は「興奮してあまり寝られなかった。人生で1度の日なので…」と苦笑いの第一声。そこから徐々にプロでの理想像を描いた。

 憧れから対戦したい相手に「(ヤクルト)山田哲人選手。トリプルスリーを達成されて、球史に残るバッター」。阪神投手陣が今季7被本塁打、被打率3割1分4厘の天敵だが、竹安には秘密の力がある。キレのある最速145キロの直球など技術面はもちろんだが「30分に1度、1時間に1度という一瞬の集中力が、野球に生きると思います」と話すのが海で培った力だ。

 静岡・伊東市の実家2階からは壮大な太平洋が目に入る。両親は漁師として年中フル回転。竹安も父建さん(48)について海に出て、幼稚園のころからアジやカツオを釣った。中学では重さ130キロのカジキマグロを父が釣り上げるのも目撃した。自然に身についた一瞬の集中力。次はプロの大物たちを仕留めにいく。【松本航】