日本ハムからドラフト2位で指名された、新日鉄住金かずさマジックの加藤貴之投手(23)が、ユーティリティー投手を誓った。27日、千葉県内の新日鉄住金君津球場で、木田GM補佐と今成スカウトから指名あいさつを受けた。緊張気味に約30分の面会を果たし「(日本ハムは)いい選手が多いので、違ったアピールが出来れば」と意欲を見せた。

 なりふり構わず、プロの世界に飛び込む。最速144キロの直球にフォークやスライダー、ツーシームなど多彩な変化球が魅力の左腕。拓大紅陵では投手も、体づくりなどの目的から社会人チームには野手で入団。2年目の途中から投手に再転向した。「社会人で(先発、中継ぎの)どっちもやらせてもらったので、使い勝手のいい選手になりたい」と与えられた持ち場で力を発揮していくつもりだ。

 今成スカウトは「今年は良いですか、とお願いを続けてきて3年目でやっとだよ」と思いが実り、感無量の様子。現在は11月1日の日本選手権1回戦、JR九州戦に向けて調整を続けている。「社会人としての試合が終わったら、気持ちを切り替えていきたい」。培って来た柔軟さを、新たな野球人生でも生かしていく。【田中彩友美】