阪神ドラフト6位指名の亜大・板山祐太郎外野手(21)が“金本流”でプロの世界を生き抜く決意をみせた。新指揮官の意向で指名が決まった男は、すでに肉体面で“金本流”が取り入れられているという。

 「去年の秋に契約するとき、全員集合して金本さんの動画とかを見せられて。それを見て自分もこうなりたいと思いました」

 亜大野球部は昨秋のリーグ戦終了後、金本知憲監督(47)が現役時代に利用していた広島市内のトレーニングクラブ「アスリート」と契約。板山は昨秋、ベンチプレスも90キロを10度上げる程度だったが、冬を越えて105キロを10度上げるまでにパワーアップ。体重も72キロから79キロまで増量した。「きつい練習は大歓迎です」と話すように練習の虫でもあり、その身体能力と姿勢は現役時代の指揮官をほうふつさせる。

 そして外野手でドラフト下位指名という点も同じだ。指揮官は91年ドラフト4位で広島に入団し、努力で頂点に駆け上がった。6位の板山も同じように“下克上”に闘志を燃やす。

 「1位で高山が入って同じ外野手ですし。向こうはずっとジャパンに入ったりしたり。今の自分は足もとにも及ばないですけど、自分の頑張り次第ではどうにでもなると思うんで。努力していきたいですね」

 27日は東都大学野球の国学院大戦に5番右翼で先発出場。3打数無安打と不発だったが、チームは逆転勝ちで優勝を決めた。ベストナインも獲得。アマで最後の舞台となる明治神宮大会でも暴れ回る。【梶本長之】

 ◆板山祐太郎(いたやま・ゆうたろう)1994年(平6)3月27日、神奈川生まれ。小2より緑中央リトルで野球を始め、ポジションはサード。山岡フェニックスに移り、中学は中本牧シニア、成立学園でセカンド。亜大2年時に外野手に転向。遠投110メートル。50メートル走6秒0。家族は父、母と姉。180センチ、79キロ。右投げ左打ち。