ソフトバンク今宮健太内野手(24)がオープン戦誘致の大役を仰せつかった。4日、地元の大分・別府市にある稲尾記念球場で野球教室を開催すると、あいさつに訪れた長野恭紘別府市長(40)は将来的に球場を改修し、オープン戦を誘致するプランを披露。今宮も乗り気になった。
「これまで大分でプロ野球が開催されることはあったが、別府ではなかった。ここは稲尾さんの偉大な名前が付いた球場だし、やれるとなればすごくうれしい。地元にとっても一大イベントになる。野球教室では伝わらない、試合でしか伝えられないこともあるし、ぜひ試合がしたい」
大分県ではこれまで大分市の別大興産スタジアムでプロ野球の1軍戦が開催されてきた。別府市では稲尾記念球場で08年に巨人-ソフトバンクの2軍交流戦が開催されただけだ。学生時代は野球一筋で、別府羽室台高では主将を務め、ロッテ大塚明2軍コーチとチームメートだった長野市長は「地元のスーパースターのプレーを子供たちに生で見てもらえる機会をつくりたい」と力説した。
同球場は約6000人収容と手狭だが、長野市長は「施設を整備し、スタンドを増やしたい。公式戦は無理でも、オープン戦をできれば」と青写真を描く。
今宮は昨年4月に「ONSENツーリズム別府特別観光大使」に就任したばかり。別府を代表する顔となりつつある。市長とタッグを組みオープン戦の地元開催を実現できれば、別府と稲尾記念球場の名を全国に発信できる。【福岡吉央】
◆稲尾記念球場 07年にオープンした別府市民球場の愛称。別府市出身で西鉄ライオンズで活躍した稲尾和久氏(享年70)の功績をたたえ、名がつけられた。稲尾和久記念館が併設。フィールドは中堅122メートル、両翼100メートルで甲子園球場と同じ形をしている。今年9月上旬にソフトバンク-巨人の2軍交流戦が行われる予定。
◆別府市 大分県第2の都市。人口約12万人。日本一の湧出量を誇る温泉地として知られ、市内には日本の総源泉数の約1割に当たる2200カ所以上の源泉がある。鶴見岳や別府タワーなどが観光名所で、別府とり天、別府冷麺、温泉の湯気で蒸した別府プリンも有名。年間約800万人の観光客が訪れる。出身の有名人は山下久美子(歌手)元琴別府(大相撲)ソフトバンク荒金久雄スカウトら。



