阪神掛布雅之2軍監督(60)がドラフト1位の高山俊外野手(22=明大)に一目ぼれした。20日、鳴尾浜での新人合同自主トレを初視察。ティー打撃を見守り、大砲としての素質にぞっこんになった。東京6大学リーグの最多安打記録を樹立するなど安打製造機の印象が強いが、猛虎の日本一4番からこれ以上ないお墨付き。大器はじっくり育てる狙いで春季キャンプは2軍スタートが濃厚なことが判明した。
掛布2軍監督の目は、高山のスイングからあふれ出るセンスに輝きっ放しだった。スーツ姿で鳴尾浜での新人合同自主トレを初視察。「びっくりしたよ」。初めて見たドラフト1位の室内ティー打撃に、大砲の素質を感じ取った。
掛布2軍監督 バランスがいいね。バットの軌道もとてもいい。安打記録のイメージとは違っていた。ヒットだけじゃなく、もっと飛ばせるんじゃないか? ヘッドスピードも速いし、長打も期待できると思う。
高山は、高田繁氏(DeNA・GM)が持っていた東京6大学リーグの最多安打記録を48年ぶりに更新する131安打を放ち、歴代最高ヒットマンの称号を得た。だが阪神生え抜き最多の349本塁打、唯一の日本一4番が見そめたのは、1発長打も期待できるもう1つの顔。長距離砲への成長を期待する金本監督は、高山の打撃をまだ生チェックしていないが、掛布EYEは心強い限りだろう。
掛布2軍監督 痛みもなさそうだったし、200球ぐらい力強く振っていた。(フォームも)きれいだね。もうそろそろマシンを打ってもいいぐらいのバランス。非常に楽しみですね。
昨年10月に手術した右手有鉤(ゆうこう)骨骨折から再起を目指し、日々順調にメニューを消化。今日21日の休日を経て、明日22日からの第4クール中にも、いよいよフリー打撃を行う準備が整いつつある。
掛布2軍監督と初対面した高山は、「(オーラを)感じました」と感激。大砲への期待も「すごくうれしいですね」と目を輝かせた。同じ右投げ左打ちで、同郷千葉の縁も心強い。習志野時代は公式戦0本塁打だった男が、猛虎の4番にのし上がった伝説は何よりのバイブルになる。「ティーは10割で、思いっきりバットを振れています。掛布さんはもちろん、いろんな指導者の方に1から学んでいきたいです」。掛布がホレた逸材も道場入門で気合十分。伊藤隼、江越、横田、中谷らとの“チルドレン外野バトル”も楽しみになってきた。【松井清員】



